妖怪試着ばばあ
気づいたら百貨店の婦人服売り場に4時間もいました💦
そして試着しまくった挙句に何も買わない、という前代未聞のふてぶてしさ……私の事ですよ😓
買うつもりで行ったのに、試着室でこっそり値段見たら(誰だって見るわ!)想像の倍の倍のお値段で
『ちょっ、何ゆーてるかわかりませんわ…』の世界💧
んなアホな
ハーフコート、16万5千て、あーた!ちょっともじゃもじゃがついてるからって、軽くて暖かくてカシミアだからって、裏地も高級素材だからって、ハーフコートで16万はないでしょー
頭の中で諭吉たちが花吹雪のように宙を舞う姿が見えました。
さすがに高すぎる!
てか誰買うのん…(勿論買う人は居る)
だって3年前7万のコート買うのにも心臓止まりそうになったのに、あかん。
少し手頃なものを、と逃げたらばなんと、ニットが4万、秋物の薄い裏地のないジャケット9万
むむ…敵に死角なし。
これでは逃げられんではないか。
品物はめーちゃ良いですけどね。
何がって、
素材が抜群にいいです。
軽くてしなやかでふわふわ、空気を着てるみたい、今まで触ったことないとろけるような肌触り。
そしてお約束の『国産』
やっぱ国産様ですねー、字体から放たれるオーラが違いますわー。
海外高級ブランドではなく、日本人の日本人による日本人のための洋服ブランド、となるとこーゆーお値段設定になるようです…なるほど。
『おほほほ、今日はお勉強にきましたのよー、(だから買わない、分かったか?)』
などと牽制球投げながら、目線はしっかり値段のタグばかり追うし😅
ええ、確かに試着はしましたけどね、こっちから試着したいって言った訳ではないのですよ、ぜひにと試着を勧めるから羽織ってみたまでで……なんて苦しい言い訳してみても、ここは日本。『言葉の綾』と『あうんの呼吸』があります。
店員さん的には間違いなく『試着までしたなら買えよ、買わないとは言わせないぞ』というつもりでしょう。
無言のオーラに対し、ひたすら品物を褒めちぎる事でバリアを張り、鈍感なフリして逃げました😅
でもそこで威圧的オーラを出さずサラッと逃してくれたらまた来ようと思えるのですけどね。
そこが次に繋がるかどうかの別れ目があります。
そして気づけば昼ごはんも食べずにあちこちの店を荒らし周り4時間経過…
全く私のどこにこんなズーズーしさがあったのかと不思議です。
その代わりと言っちゃなんですが、お靴を買いました。
バックルとファーがついてる、グレーのローヒールです。
これは服で完全に金銭感覚狂った後に入った靴屋で、あれよあれよと気づいたら買っていました😓
店員さんに言われた金額にうっすら疑問を持ちつつ、しかしそこに至ったからにはもはや後戻りできないこの世の定め。
いかん、16万のコートや4万のニットのせいで、この靴が安く見えてしまったではないか!!
が、気づいた時には時既に遅し…
1ヶ月分の食費が化けました😭
何してんねん、自分…
半分呆れ返りながらもその場で履き替えて、家までずっとその靴だったんですが、やはり値段だけあって足元が輝いて見えます
いや、今日履いてた靴だってお気に入りの、キラキラしたシャンパンゴールドのパンプス、でも安いんです…
『安い割にいい靴』という満足があったのですが
この靴は『高くていい靴』という満足です。
40もこえたし、そろそろおべべで誤魔化さないと素材だけでは厳しいものがあります
いい物を身につけると心にもカツが入ります。それは最近新たに発見した感覚だったりします…
高かったけどいいお靴に出会えてよかったです。
ただ、私がどの程度大事に使っていけるかは課題です。
ソールの張り替えはしてくれるみたいですが、スエードなので油性の汚れは取れないでしょうね。
2年はいけても3年持は厳しいな…
それにこれから真冬なのに、どれだけ出番があるかしら😅
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